放射線課

放射線課

放射線課では、単純X線撮影(レントゲン)・X線CT検査・透視検査・骨密度(超音波)検査、被ばくの管理などを行っています。質の高い画像情報を提供し、日々の診療に努めています。また患者さまに安心して検査を受けていただけるように心掛けています。ご不明な点がございましたらお気軽にお尋ねください。

 

  • 単純X線撮影(レントゲン)

 単純X線撮影とは一般的にレントゲン撮影と呼ばれている検査のことです。この検査は主に、胸部、腹部、骨を撮影します。撮影する際は適正な線量・撮影体位を考慮し、より良い画像の提供に努めています。
 2021年7月、新たにFPD(※1)を導入しました。以前のCRシステム(※2)と比べ、画質の向上、撮影時間の短縮、被ばく線量の低減が特徴です。また撮影室にI Pad(操作画面を映す目的)を設置することで、画面操作を室内で行えるようになりました。患者さまのそばを離れずに検査をすることが可能です。
 より高度で安全に正確な検査を行えるようになりました。

※1:フラットパネルディテクタ  ※2:コンピュータX線撮影

 

 

  • CT検査

 CTとは『Computed Tomography』という英語の略で基本的な技術としては、X線検査の一種です。

 X線管が、X線を出しながら体を1周し撮影することで、人体を輪切りにしたような断面画像や、骨だけの立体的な画像を得ることができます。そのため、1枚のレントゲン写真を撮るより、はるかに正確で詳細な診断ができます。より詳しく検査をするために造影剤を使用することもあります。

 当院は新しく2019年8月にCanon社製80列CT装置を導入しました。新装置は高速撮影が可能で、従来装置に比べ撮影時間が大幅に短縮されました。呼吸を止めにくいご高齢者の方でも楽に検査を受けることが可能です。また被ばく低減技術により、患者さまの被ばく線量を最小限に抑えています。

 新アプリケーション導入により、新たにCT体脂肪検査・CT肺気腫検査が可能となりました。タバコを吸われる方、体脂肪が気になる方は是非検査してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

  • 透視検査

 当院では、FPDを使用したX線TV装置を導入し、被ばく線量の軽減と高画質の画像を提供しています。現在は、主にVF検査(嚥下造影検査)に使用しており、嚥下状況を動画で記録できます。詳しくはリハビリテーション課(ST)のページをご覧ください。

  • 骨密度(超音波)

 当院では、X線を使用しない超音波式骨密度装置を導入しています。

 かかとを装置にのせるだけで簡単に測定可能です。骨密度検査は骨粗鬆症や骨量の経年変化の診断に有効です。骨粗鬆症は閉経や加齢が要因の他、生活習慣や生活環境などによっても左右されます。定期的に骨密度を測定して自分の骨の状態を知ることで、骨折の回避に繋がります。

  • PACS

 当院はPACSを導入し、撮影した画像データを一括電子的保存管理しています。 「真正性」「見読性」「保存性」の3原則を遵守し、DICOM画像サーバと参照画像サーバで構成します。