薬剤課
患者さまに安心で有益な医療を提供するために、様々な業務を通して適切な薬物治療の実践を目指します。
認定薬剤師・専門薬剤師他(2020年12月現在)
日本薬剤師研修センター認定薬剤師
日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師
NST専門療法士
薬学修士
- 調剤業務
処方せんにもとづき、投与量チェック、相互作用(飲み合わ
せ)等を確認し、調剤しています。また、患者さまの希望や状態
に応じて、散薬錠剤分包機を用いて、粉砕調剤や1包化調剤を
行っています。
- 注射業務
投与量、投与方法、投与速度、混合による化学変化をチェッ
クし、1日分ずつ取り揃えてカートで払い出しています。
- 院内製剤
市販の医薬品で対応できない薬を、医師の求めに応じて院内
で調製しています。
-
病棟業務
主に服薬指導依頼の出た患者さまに対し、カンファレンスや退院時指導など薬剤管理指導を行っています。
- DI業務
医薬品情報は日々めまぐるしく変化しています。そこで、PMDA(独立行政法人医薬医療機器総合機構)より発出される添付文書改訂
情報等を入手・加工し、速やかに院内スタッフへ周知しています。
- TDM業務
TDMとはTherapeutic Drug Monitoring(薬物治療モニタリング)の略です。
薬剤課では、MRSA感染症の治療に有効な3種類の抗菌薬(バンコマイシン、テイコプラニン、アルベカシン)についてTDMを行って
おり、患者さま個々の状態を十分に考慮して、薬物の投与量、投与間隔、点滴時間など適切な投与設計を行い、医師に提案しています。
- チーム医療の参画
栄養サポートチーム(NST)、感染制御チーム(ICT)、認知症サポートチーム(DST)、褥瘡対策チームに参加し、薬学的提案を
行っています。
- 簡易懸濁法の推奨
簡易懸濁法を採用しています。簡易懸濁法とは、錠剤やカプセルを粉砕・開封せず、そのまま温湯に入れ崩壊懸濁させたあと経管投与
する方法です。
入院される患者さまへ
より安全な医療を提供するため、入院時に患者さまが普段服用されているお薬(持参薬)やお薬手帳などを一旦お預かりし、お薬の内容を薬剤師が確認しています。
その他、普段お使いになっている健康食品・サプリメントなどがあれば,一緒にお知らせください。正確に調べるために,お薬手帳や薬の説明書(薬剤情報提供書)もご持参ください。